2010年03月05日

使えなくなるシステム

 システムトレードは、過去のデータを検証し優位性を見つ け、その優位性のある方へかけ続けるというものです。た だ、未来永劫続くというものでもなく、多くの人がその優位 性を見つけ、同じようにかけ続ければ、当然その優位性は なくなってきます。しかし、いつその優位性がなくなるかと 言うことは分からないので、自分が決めた期間やマイナス 幅までやり続けると言うのが一般的な考え方です。
 例えば、短期・長期の移動平均線と乖離を使った株式シ ステムトレードの一例です。株式システムトレードをやって いる人なら有名な戦略で、色々なところで紹介されていま す。買いのみの戦略で、2%の含み益が出た時か期限を30 日で設定し、どちらかで売却する前提でシステムを作って みました。勝率も75%以上あり、優秀なシステムだと思い ます。2004年くらいにこのシステムを見つけていると、かな り自信をもった状態でトレードに臨んでいると思いますが、 そのまま続けていると、ご覧の通り良い結果になっていま せん。1990年〜2004年という長期的な検証を前提に実運 用していたとしても、このようなことは起こるものです。しか も、ごく普通におこることです。もしかすると、このシステム も2010年くらいから再び、プラスの結果になるかもしれませ んが、それは結果を見ないと誰にも分からないことです。
 マーケットの魔術師(パンローリング刊)という書籍のなか に次のような文章があります。
「システムトレードは究極的な裁量トレード・・・」
エド・シィコーターという有名なトレーダーの方のインタビューからの引用ですが、リスクの取り方、どの市場を使うか、損益に合わ せてポジションをどのように調整するか等の判断は非常に重要と言っています。本当にその通りで、いくらシステムトレードと言っ ても、どのシステムを使うか、いつ止めるかなどは、自分で決めないといけません。非常に奥の深い言葉で、簡単に答えが出てくるものではありません。
 私の225のシステムも偏りが無いよう225のファンドのようなスタイルをとっています。また、そのシステムは定期的に修正をかけていきます。その修正内容や修正をかけるタイミング・実行は裁量部分とも言えるもので、そこには長年の経験から培ったものがいかされるのです。

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posted by solook at 09:43| まとめ

2010年03月04日

理想の積立投資

 私は積立投資を否定しているように思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。ただ、初心者がいきなり一極集中型 (例えば、日経平均のインデックスの投信のみや個別株などの投資) の積立投資をすることは注意が必要と言いたいだけです。積立投資を上手にできる人 (投資経験の豊富な人) ならば毎月の積立金を自分のポートフォリオを調整しながら積立投資できると思っています。私は積立投資をしていないので、イメージの話になりますが、例えば、日本債券、日本株、外国債券、外国株でポートフォリオを作っているのであれば、その4つを組み合わせたファンドを定期的に買い付けていくやり方もあるでしょうし、それぞれ別のファンドで運用している場合は、今月は外国株に投入など計画的にリバランスをとりながら毎月の積立金を振り分けていくことができると思います。日本だけでなく世界全体を見渡せば、成長している国や産業もあり、そのような国や産業に資金の一部を投資することにより、それなりのリターンが期待できると思います。私が、その投資をしていない理由の一つは、商品が多すぎて選びきれないということがあります。商品が多ければ多いほど、購入後、不安になることがあり、さらに商品を探すことを繰り返してしまいます。それが悪いとは言いませんが、私のスタイルに合わないというだけです。投資信託を購入する場合、基本的には買い戦略だと思います。売り戦略のベア型ファンドやヘッジファンドなどたくさんありますが、全体的には右肩上がりを基本とした国や産業に投資する投資信託が多いと思います。そのように限られた戦略ですと、多くの金融商品から選ばないといけないことになりますが、買いも売りも同じように使える金融商品であれば、金融商品をいくつかに絞り、戦略をたくさん使うことでポートフォリオを作ることができます。簡単に説明すると、@戦略を絞りたくさんの金融商品から選んで投資するのか、A金融商品を絞りたくさんの戦略を使って投資するのか、どちらになると思います。私の場合は、後者の方を選択しました。金融商品は株価指数先物や個別株に絞り、たくさんの戦略からポートフォリオを作っているという感じです。ちなみに見直すタイミングは、1年ごとに資金を投入したり引き出しを基本としており、また、1年ごとにおおまかな戦略を見直しています。細かな見直しとしては、3ケ月ごとに戦略を見直しています。
posted by solook at 11:04| 積立投資(ドルコスト)

2010年01月21日

相性のよい投資手法と金融商品

 投資で一定のレベルになるためには、投資経験や売買数と投資の勉強 (研究) と何度も書きました。投資の学習期間を経験することにより、自分と相性があう金融商品や投資手法を見つけることが重要です。そのためには、コストはかかりますが、いろいろな金融商品にチャレンジすることが良いと思います。
 釣りでも狙う魚種により、様々な釣り方があり、また同じ魚種でも様々な釣り方があります。例えば、タイ釣り一つをとってみても、磯からのフカセ釣り、船からのフカセ釣り、筏でのカカリ釣り、防波堤などからの投げ釣り、船からの胴付き仕掛けやテンヤ釣り、疑似餌釣り (タイカブラ、メタルジグなど)など、様々な釣り方があります。これはごく一部で、その地域により異なった釣り方が多く存在しています。また、タイ釣り一つをとっても、使う餌も違います。オキアミ (冷凍エビ)、生きたエビ、青虫など虫類、貝、カニ、疑似餌も様々といった感じです。基本的には、それぞれに組み合わせがあり、船のフカセ釣りならオキアミや生きたエビ、投げ釣りなら虫類など言ったように組み合わせることができます。それも経験や勉強から生まれてくるものです。オキアミでも生とボイルを使い分けたり、生きたエビでもシラサエビ、ウタセエビなど使い分けます。なぜ、このようなことを書いたのかというと、一つの金融商品でもどのように使うかということで大きく変わってくるということです。ゴールデンクロスで買い、デットクロスで売ると言う戦略しかしらないのは、釣りで防波堤から豆アジなどを釣るサビキ釣りしかしらないような感じで、広がりがなく、限られた釣り場でしか釣りをすることができません。別にそれが悪いとは言いませんが、その経験では、どのような状況でもその釣り方で戦う羽目になってしまいます。例えば、沖釣りで底物を釣りに行く時に、防波堤で豆アジを釣るサビキ仕掛けでは、全く対応できません。おもりでも防波堤のサビキ釣りでは、10g程度ですが、沖にでて底物を釣ろうと思うと100gくらい使うこともあります。10gでは、潮に流され、全く対応できないでしょうし、その他にもタックルやリール、針、ラインなど全く違う仕掛けを使います。自分は、どの魚を釣りたいのか?その魚の特徴を知っているか?その魚をどのような釣り方で狙うのか?道具はどれを使うのか?餌は何を準備するのか?いつ釣れるのか(時期や時間帯)?など、釣り一つをとってみても、実行するまでに決めないことがたくさんあります。投資でも同じような質問ができると思います。例えば、株式投資ですと、どの銘柄を買うのか?その株式の特徴を知っているか?その株式をどのような戦略で戦うのか (買いなのか売りなのか、時間軸はどうするのか)?どのようなものさし (基準) で売買をするのか?仕掛けと仕切りはいつにするのか?など決めないといけないことがたくさんあります。それらの質問に対し自分なりの答えを出すまでには、時間と経験が必要になります。さらに釣りでも実際に釣り座に着き、天候や潮の流れや、エサ取り (本命でない子魚類がエサを奪ってしまうこと) の状況などに応じて、仕掛けや餌を使い分けます。ある程度は事前に決めていても、実際は釣りを始めてから、その場に応じた修正が必要になってくるのです。釣りも市場も生き物を相手にしますので、最終的には理論よりは、市場の変化に対し、経験から生まれてくる、その場、その場の対応力が必要になります。
posted by solook at 13:49| 投資のスタイル

2010年01月09日

積立投資と積立貯蓄と個人年金保険を使い分ける

 まず、積立投資と積立貯蓄は区別している方が良いと思います。単に 「積立貯蓄しているくらいなら、積立投資していた方がましだろう」 と言う感覚で積立投資を選ぶのであれば、積立貯蓄をお勧めします。積立投資Tや積立投資Uで明記しましたが、30歳から60歳で終了する積立投資は、終了時点で平均買い付け単価より解約する時の株価が高くないと投資で成功しているとは言えないと言うことも書きました。積立投資をする際に選ぶ金融商品は、上下の波を描きながら長期的に上昇するだろうと思って金融商品を選ぶと思いますが、私は、その終了時点で値上がりする商品を選ぶことが難しく、もし、その商品を選ぶ自信があるならば、最初から複利効果を用いて投資した方が良いとも書きました。この考え方に変わりはありません。私がこの投資方法をしていない理由は、「自分の予測がどれほど当たるのか?」 と言うことを知りたかったのです。30年後に知るのではなく、もっと早く知りたいと思ったのです。その期間が私の場合は、1日と言うことです。今日の株価が上がるか・下がるかは、前日のアメリカなどの海外指標を参考にすれば、50%以上の確率で当てることができると思いますが、今日が始値より終値が高いか安いか (今日が陽線か陰線か) と言う予測は、50%くらいの確率でしか当てることができませんでした。実際、1日で売買を終了させる取り引きをする場合、相場で利益を出そうと思えば、今日、株価が上がるかということではなく、今日、始値より終値がどうなっているかを当てないと利益は出ません。少し極端な話かもしれませんが、私は、30年待って自分の予測が正しいか・正しくないかを知るよりも、1日単位で当たるのか・当たらないのかを調べた方が時間的に無駄がないと思ったのです。その結果、自分の予測は、全く当てにならないということを知ることができました。ですから、私は、自分の予測を使って投資をするのではなく、過去のデータを利用した確率で投資をすることになったのです。投資家の多くの方は、その自分の予測がどれほど当たるのかを調べたことがないと思いますが、興味ある方は、1日や1週間単位で自分の予測がどれくらい当たるかを調べてみれば良いと思います。100回くらい調べると客観的に自分の予測を評価できるかもしれません。
 特別な戦略もない一極集中型の積立投資で成功するか・しないかは、「運」にかかっていると思ってしまいます。「運」が良ければ、プラスになるでしょうし、「運」が悪ければマイナスで終わると言う感じです。もし私が積立投資をするのならば、もう少し短い時間軸でやってみると思います。例えば、毎月3万円積立投資をするのでしたら、30年後の話ではなく、1年後くらいに設定します。積立投資を始める時期から1年後に上がる金融商品や株を自分が予測できるかを調べてみるのです。毎年、そのような経験を積み重ねていくと自分なりの金融商品を選ぶ眼や投資手法ができあがるかもしれません。個人的には、積立投資ではなく1年間、積立貯蓄をし、1年後にまとまった資金で投資する方法が良いと思います。例えば、毎月3万円積立貯蓄を行い、1年間で36万円積立ができますが、その36万円で毎年、投資先を決めると言うことです。その投資も当然、終了時期を明確にして投資した方が良いと思います。例えば、36万円の投資も1年間と言う区切りで投資すると、2年後は、2年目の毎月の積立額3万円の12ヶ月分の36万円と2年目に投資した36万円の投資額の合計額が3年目の投資額になります。積立V.pdf このように1年単位で積立貯蓄と投資を経験していくのも悪くないと思います。経験とともに少しずつ資金が大きくなり、リスクをヘッジするために自然とアセットアロケーションも考えるようになると思います。
 ここで言いたいことは、積立貯蓄と積立投資を区別することです。個人的には、積立貯蓄をして、ある程度、まとまった資金で投資した方が管理しやすいと思います。重要なことは時間軸を1年間や3年間など、しっかり決めて計画的に行うことです。
 私は、金融知識より保険知識の方があると思いますので、あえて、FPらしく投資以外の話もしますが、30歳から60歳など老後資金設計を考えている人には個人年金保険も悪くないと思っています。昔のように予定利率が高ければ、もっとお勧めするのですが、昨今の低金利では、悪くないという表現になってしまいます。個人年金保険とは保険会社が取り扱っている商品で、ここでは年金受取額が決まっている定額個人年金の話をします。なぜ、この話をするかと言うと、保険料控除が使えるからです。生命保険料控除を使っている人は多いですが、個人年金保険料控除を知らない人がいますので、説明しておきます。単に個人年金保険を貯蓄として考えた場合は、それほど魅力ないと感じますが、個人年金保険は、所得控除を使うと見方が変わります (ただし、個人年金保険料控除を利用するためには、所定の要件を満たし、個人年金保険料税制適格特約を付加することが必要です) 例えば年間に10万円超の個人年金の保険料を払っていると、5万円の所得控除 (サラリーマンの方は年末調整) が使えます。所得税の税率が10%でも5,000円の節税効果があります。「たった5,000円か〜」 と思うかもしれませんが、10万円 (厳密には100,001円以上) の保険料で5,000円の利益 (儲け) ですから、5,000円(儲け)÷100,000円(投資額)×100=5%(利回り) ということになります。単純に払込保険料と受け取り年金額だけで考えますと魅力のない商品ですが、所得控除を使うとそれなりにメリットがあると思います (個人年金保険の商品そもそもの利回りや、住民税を考慮しますと、さらに利回りは上がると考えることができます)
 もし老後資金を積立投資だけで考えているのでしたら、この定額の個人年金保険は利用すれば良いのではないでしょうか。保険会社の信用リスクはありますが、基本的に元本保証です。実際の利回りを考えなくても上手に制度を利用することで、現時点で5%程度の利回りを考えることができますので、元本保証商品としては悪くないと思います。少し強引な計算と思われるかもしれませんが、このような発想も投資には必要だと思います (※保険料控除に関しては、新たに介護医療保険料の控除を設けられ、生命保険料、個人年金保険料、介護医療保険料のそれぞれの控除限度額を4万円とし、合計の控除限度額は12万円となる予定です。また、これからも変更があるかもしれません)
posted by solook at 17:50| 積立投資(ドルコスト)

2010年01月05日

変化するポートフォリオ

 もし投資をやったことがない方にポートフォリオを提案するとしてアドバイスするのでしたら、次のような感じです (生活資金など流動性資金は除きます) 私が投資で一番、重要に思っていることは経験ですので、投資をはじめて3年間くらいは全く答えがでない (自分のスタイルが築けない) 思考錯誤の時期だと思います。この時期にリスクを取る必要はありませんので、家族間でのリスク許容度も加味したうえで、初年度は投資資金の10%は積極的に運用し、90%は定期預金やMMFなどで運用 (貯金や預金) していくなどで良いと思います。積極的に運用する10%は投資信託でも株式でも為替でも基本的には自分の興味のもった投資先で良いと思います。そしてなるべく売買数をこなすことです。そうすることによりルール作りの重要性や規律を身に付けることができると思います。なぜ、ここまで極端な (リスクを抑えた) ポートフォリオから始めるかと言うと、一般的に言われている、日本株式・日本債券・外国株・外国債券のポートフォリオをから始めたとしても、多くの方はリバランスが上手くできないと思うからです。上がったものを売り、下がったものを買うという行為は理屈では簡単ですが、実際、自分の資金が増えたり減ったりしているなかではメンタル的に非常に難しいです。しかし、少ない資金でも売買数をこなしていると、上がったものを売り利益がでる感覚や下がったものを買う感覚 (勇気) が身に付きます。リバランスで重要なことは資産が減っているアセットクラスを一定の割合まで買う行為ですので、売買経験を積んでいない人には難しい行為だと思いますので、短期的に経験を積んだ方が時間的にも無駄がないと思います。
 2年目は1年目の反省を踏まえ、個々人によって多少変わってくるでしょうが、基本的には10%は積極的に運用し、90%の方には定期預金やMMF以外に国内債券など組み入れても良いでしょう。基本的には90%の資金の方はローリスクです。しかし、債券投資も立派な投資なので経験しておいても良いと思います (債券投資と言えば、安全性が高いと思うかもしれませんが、ピンからキリまであることが分かると思います) 現時点において90%の方では為替リスクも取らないくらいが良いと思います。為替リスクをとるならば、10%の資金の方でFXなど行えば良いと思います。もし積極的に運用している方に自信が付き、家族間で協議の上、納得できるようならば、10%から積極的に運用する資金の比率を20%などに上げていっても良いと思います。3年目になると、個々人でかなり差がでてくると思いますし、ある程度、自分の投資スタイルができていると思います。また、投資商品や戦略を縦割や横割りなど整理ができるようになっているかもしれません。整理というイメージは、各商品の特徴や投資手法を頭のなか自然とでジャンル分けできるようなイメージです。
 例えば、生命保険で考えてみますと、定期保険・終身保険・養老保険・年金保険・医療保険・ガン保険などがあり、いくつかのカテゴリー分類訳してみます。 保険仕組み1.pdf このように、各保険も保障の目的や特徴・期間などにより分けることができるようになります。この作業は何も難しくなく、少しずつ慣れていけば、頭のなかで自然と整理できるようになりますし、各保険会社で細かな商品の違いがあっても原理原則が理解できていれば、見極めることができるようになります。さらにしっかりと仕組が理解できている人なら次のような保険料の違いが、なぜ起きているのかも分かると思います。例えば、36歳男性、60歳満了、2,000万円の定期保険の保険料です。定期保険は、掛け捨ての保険で満期保険金がありません (60歳の満了時に満期保険金はなく、お金は戻ってこないということです) そうであるならば、一般的には、少しでも保険料の安い会社を選ぶことが理想と思いますが、各社保険料に差があります。同条件で比較していないため保険会社の名前は控えますが、なぜこのような結果になるのかが、慣れてくると分かります。 定期保険.pdf どうでしょうか、保険料がかなり違っていると思います。どの保険も60歳満了時期には、何も戻ってこないのです。これは知っているか、知らないかだけの差です。どうして、これだけの差がでるのかが保険の仕組みを理解していると何となく分かってきます。まず、標準体と非喫煙健康体の違いです。要するにタバコを吸っておらず、身長と体重のバランス(BMI)や血圧などの数値が一定範囲内であれば、非喫煙健康体に該当する場合があるので、保険料が安くなるというのは表を見るだけで分かると思います。ここからは保険の仕組みを知っているか・知らないかの差になりますが、保険会社の事業費率の差です。保険会社により会社運営上にかける経費の割合が違います。保険会社の経営上、経費を少なく運営している会社と経費が大きな会社では、保険料に差がでると言うことです (保険会社の経費も契約者からの保険料のため、保険会社の運営経費が少なければ保険料を安く設定できる仕組みです) また、保険の仕組み上で保険料に差が出ているものもあります。同条件での比較でないため、保険会社の名前を控えているのは、このためです。例えば、有配当 (準有配当) 商品と無配当商品の差です。細かな説明はしませんが、配当金を契約者に戻す保険と戻さない保険の差があります (配当金を戻さない無配当保険の方が保険料は安く設定できます) また、途中解約の際に解約返戻金がある商品と全くない商品あります (解約返戻金の無い保険の方が保険料を安く設定できます) D社の保険しか知らなければ、8,760円 (60歳までの総保険料2,522,880円) ですが、C社の非喫煙健康体の保険を知っており、一定の条件で加入できれば、D社の半額以下のC社の4,220円 (60歳までの総保険料1,215,360円) ということです。どちらの保険も60歳満了時にお金は戻ってきませんが、その保険料の差は、1,307,520円です。保険の仕組みが理解でき、自分で選ぶことができれば大きな差があります。ここで保険のことを詳しく明記しても仕方ありませんが、お金を増やすことも重要ですが、支出を減らすことも同じ意味があります。
 ワインでも最初は赤ワインと白ワインくらいの違いしか分からなかったものが、外観(濃淡・色調・清澄度)・香り・味・余韻などで品種 (例えば、赤ワインならばカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノノワール、シラーなど、白ワインなら、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネなど) がある程度、分かってくるようになります (私の場合、なかなか当たらないですが・・・)
 釣りでも興味のない人からすると、何が何かサッパリ分からないでしょうが、サビキ釣り、ウキ釣り、フカセ釣り、胴付き・投げ釣り・疑似餌釣り(ルアー等)、泳がせ釣りなど、それぞれ全く違った釣り方があります。当然、それぞれの釣り方に応じたタックル、リール、ハリ、ラインなどが存在しており、狙っている魚種に応じて、釣り方も道具も使い分けるのですが、釣り人は自然と使い分けるようになります。
 要するに、どのような分野でもある程度のレベルになるためには、時間と経験が必要で、少しずつ自分で分類ごとに整理できるようになり、自分にあったスタイル (相性が良いと思う商品や手法) ができあがってくると思います。例えば、投資性の金融商品を見るだけで、各アセットクラスの分類やリスクが頭の中で整理できるようになる感じです。また、保険の話と同じように仕組を理解しているとリスクがどこにあるかが分かってきます。世の中には、うまい話しがないことやリターンの裏にはリスクがあることがわかってきます。基本的なリスクは、株価が変動するリスク・為替が変動するリスク・発行体が倒産などの信用リスクくらい・一定期間解約できないとか手数料がかかるなど流動性のリスクなどで、金融商品は作られています。慣れてくると、各金融商品を見ると、どのリスクをとってできている金融商品かが分かってきます。 アセットクラス.pdf
 話を投資に戻しますが、3年目になっても基本は、積極的に運用する資金は全体の20%くらいまでに抑えている方が良いと思いますが、その他の80%の資金の方を少しリスクが取れるようになっていると思います (様々な経験から見えているものが変わっていると思います) 個々人の投資スタイル (投資期間・ポジション保有期間・リスク許容度など) により、大きく変わってくるでしょうが、債券でも社債を組み入れたり、1年目や2年目に積極的に運用している10%や20%の資金を為替 (FXなど) で運用していた人ならば、債券でも外債を組み入れることもあるでしょう。添付のポートフォリオ (青) で積極的に運用するものと株・投信・ETF・為替など (紫) には差はなく、1年目や2年目で積極的に運用してきた経験を活かし、ある程度、安定的に運用できる自信 (距離を置いて運用できるような感じ) が付いているようならば、紫の部分に移すというような感じです。 経験別ポートフォリオ.pdf
 例えば、「私なら」の積極的40%は、自分でヘッジファンドを真似て運用 (年利で20%〜40%を目標) しており、20% (紫) は株式・ETFなど (中・長期のトレンドが取れるような戦略) で運用するイメージです。ザックリしていますが、40%の積極的に運用している資産でも、いくつもの投資戦略を組み込んでおり、分散させ全体で安定化をはかっています。そして、ポートフォリオ全体で利回り30%を目指して運用しています (あくまで、このようなポートフォリオは私のやり方で、一般的ではありませんので、ご理解ください)
 5年目くらいになると、ご自身のポートフォリオができてくると思います。そのカタチは、投資家が100人いれば、100通りのポートフォリオができると思います。時間はかかりますが、毎年、軌道修正しながらオリジナルのカタチができることが理想です。
 余談になるかもしれませんが、初心者がリバランスを上手にできないと明記しましたが、サヤ取りの経験があるとリバランスにも抵抗なく行えるかもしれません。サヤ取りもそれぞれの相関性をもとに組み合わせを決め、一方を売り、相方を買うと言うようなことを同時に行います。アセットアロケーションで重要なことも、各アセットクラスの相関性であり、流行を追っかけて投資先を決めることではないはずです。常に全体や相方も見ながらバランスをとる感じは、サヤ取りの感じに似ています。
posted by solook at 09:30| ポートフォリオ